2009年4月9日木曜日

・Forza Italia!

6日のイタリア・アブルッツォで起こった地震ですが
日を追うごとに増える犠牲者の数 
その被害の深刻さが明らかになってきました

この時期イタリアと聞いて真っ先に思い浮かべるのは
開幕まであと1ヶ月と迫ったジロ・デ・イタリアのこと
3週間に及ぶレースの最終週には アブルッツォ地方の
アペニン山脈を通過する予定になっています

今年は100周年の記念大会でもあるわけですが
スポーツ誌のガゼッタが連日被災地の模様を伝えているように
今は多くの国民の視線は被災地に向けられているはずです

無事にジロが開催されることを願っている反面
特に避難所生活を余儀なくされている人にとっては
正直レースどころではないと思う気持ちもあります

スペインで開催中のバスク1周レースでは
先日の第2ステージスタート前に レースに出場中のイタリア人選手が
スタートライン最前列に並び 犠牲者に1分間の黙祷を捧げました

その中の一人 アブルッツォ出身のダリオ・カタルド(LIQ)は
「本当に悲劇としか言いようがない、今日もレース中は
地元の様子が気になって仕方がなかった」と
動揺の中でもレースを続けたことを明かしている

アブルッツォといえば たしか2007年ジロ総合優勝の
ダニーロ・ディルーカ(LPR)も出身のはず
昨年 出身地のすぐ近くにゴールした第7ステージでは
チームメイトのG.ボシシオが優勝して話題になりました 

とにかく今は1ヶ月先のことは誰にもわからない
まだ余震も断続的に発生しているような状況で
「今はただ被災地に向けた支援を」
と大会関係者も考えているはずです

また アブルッツォ出身のフィオレンティーナDFザウリが
「こういう時はサッカーだけでなくスポーツ界全体で手を貸すべきだ。
今はチームメートたちと募金を集める準備をしている。」と語ったように

バルセロナのジョアン・ラポルタとミランのガッリアーニの間では
バルセロナ対ミランのチャリティー・マッチという話も出ているようですし

レガカルチョは 10日に国葬が行われることを受けて
同日開催のセリエBの全試合を14日に延期すること
今週末のセリエAの試合に関しても 黙祷と喪章
そして多くのクラブが 試合の収益を寄付することを決めています


  遅くなりましたが 犠牲者の方々に哀悼の意を表するとともに
  行方不明の方々の無事と 一刻も早い復旧を願っております
  

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