2009年4月10日金曜日

・ベルギーからフランスへ



今年で第107回目を迎える「クラシックの女王」パリ~ルーベ
第1回大会は アテネで初めて近代五輪が開催された1896年
コースレイアウトは平坦そのもので 登りらしい登りは存在しない
そんなレースがなぜ「北の地獄」の異名を持つのか
それは実際にレースを見れば一目瞭然

このレースの特徴は なんと言っても「パヴェ(石畳)」
全長259kmのうち パヴェ区間は27ヶ所 合計52km
前半の100kmが舗装路ということを考慮すると
レース後半は1/3がパヴェ区間ということになる

「石畳」と言えば聞こえはいいですが
敷き詰められた石の多くは 風雨によって侵食し
それは「悪路」以外の何ものでもなく
普通なら自転車で走るような場所ではありません(笑)
実際 このレースでは パリ~ルーベのためだけの
スペシャルバイクを各チームが使用します

パンク&落車は当たり前で 完走することすら難しい
そして 今年のパリ~ルーベ 開催日の天気予報は雨!
巻き上げられた泥が 更なるマシントラブルと落車を誘発する

要するに「強い」だけでは勝てないのがこのレース
あちこちで発生する あらゆるトラブルから逃れられる
「運」も味方に付けなければ 勝てないのです

おそらく今大会を支配するのは
先週のフランドルでも大活躍だったクイックステップでしょう
05年と08年の覇者 ボーネンを筆頭に デヴォルデル シャヴァネル
あとは ホステ(SIL) ヒンカピー(THR)などなど

個人的に期待してるのは 先週に引き続き
ファンアントニオ・フレチャ(RAB) 別府史之(SKS)と
一応"ピッポ"ポッツァート(KAT)も

ゴールはルーベのヴェロドローム(自転車競技場) 
アタックを決めた誰かが単独で飛び込んでくるのか?
それとも数人のゴールスプリントになるのか?

パリ~ルーベ LIVE
4月12日(日)20:50~ J sports Plus

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