2009年4月20日月曜日

・初めてのアルデンヌ

第44回アムステルゴールドレース 257.8km
優勝 セルゲイ・イワノフ (Rus,KAT)
  6h38'31"(38.814km/h)
2位 K.クローン        (Ned,SAX)
3位 R.ヘーシンク       (Ned,RAB)   +08"
122位 新城幸也        (Jpn,BBO)   +13'52"

フランドルがミュールなら パリ~ルーベはパヴェ
じゃあアムステルゴールドは? というと
"歯ブラシを横から見た"状態のアップダウンと
ここには映らないワインディングの連続が醍醐味なのです


ササッとまとめますと 序盤からの逃げは6名
これが吸収されてからはアタックの応酬がありまして
最終的には上の3名だけが抜け出すことに成功
優勝候補が集団で牽制しあった結果
最後はイワノフが地元オランダの2人を振り切って優勝
自身のキャリア最大の勝利となりました

そんなこんなよりも触れずにはいられないのが
逃げの6名の中に新城幸也が入っていたということです
Jsportsの中継が始まりまして いつものように
コースプロフィールとかスタート前後のVTRが流れたあと
LIVE映像になった途端にSaschaの「大変なことになっています!」
新城が逃げに乗ったという情報と そのLIVE映像を見て
こっちも一気にテンションが上がりました

逃げに誰かを乗せるというオーダーはあったらしく
それが新城だったということなんですけど
いやいや これは本当に凄いことなんです
沖縄の人はもちろん 日本中のサイクリストが興奮し
欧州で走る日本人選手や 前所属のエキップアサダなど
日本チームへの関心や 信頼度も当然上がるわけです

元々逃げを得意としている選手なので
逃げに乗ること自体は驚くようなことではないし
実際に今季もこれまで多くのステージレースで逃げに乗っていますが
なんせ初めてのクラシックレースでのことなので
これはまた特別な意味があります

逃げが吸収されたあとも なんとか集団に食らいついていく
逃げるということは チームにとって それだけで十分な仕事なので
普通はタイムアウトとかリタイアする選手が多いのですが 
新城は最後まで諦めず 最後はグルペットでゴール
最終順位は完走123名中122位でした 

この大健闘で 水曜日のフレーシュ・ワロンヌへのメンバー入り
早くもクラシック2戦目出場のチャンスがやってきました
本人もツールのメンバー入りを意識していると名言したとおり
全てのレースでモチベーションの高さがうかがえます

BBOXブイグテレコムはフランスのチームで
フランス人選手が多く所属しているので
ツール・ド・フランスのメンバー9人に
日本人の新城が選ばれるということは
それはそれは大変な確率なわけですが
不可能ではないと本人は信じているようです
スキルシマノでは別府史之がツール出場を狙っていますが
もしも2人が揃って出場することになれば…

あ~あ フレーシュ・ワロンヌ放送してくれませんかね?Jsportsさん

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