2009年6月1日月曜日

・激しい雨

忙殺シーズン突入です なかなか更新できません
日曜日はガッツリ休みだったのに 完全にOFFってました
ネタは山ほどあるんですけどね~

絶対に落ちてはいけないクラブ ニューカッスルが降格したり
セルティックは優勝を逃して ストラカンはあっけなく辞任
CLファイナルがあんなことになってしまって とか
エヴァートンのFAカップがヒディンクにかっさらわれたり
全仏ではナダルがまさかの4回戦敗退するし
マルディーニ引退~結局3位~カルレット辞任~レオナルド就任 などなど

いろいろとあったわけですが
今日 ヨッコラショと腰を上げたのは
ジロのことを書く気になったからです

第92回 ジロ・デ・イタリア   3454.5km
優勝 デニス・メンショフ(Rus,RAB)  86h03'11"
2位 ダニーロ・ディルーカ(Ita,LPR)     +41"
3位 フランコ・ペッリツォッティ(Ita,LIQ)  +1'59"


優勝予想は完璧にハズレでした
ディルーカの活躍は予想できたけど
メンショフがここまでジロを狙ってくるとは…

昨日の最終21ステージはローマでの個人TT(14.4km)
ここまで3週間をかけて3400km以上を走り続けてきた
総合首位メンショフと2位ディルーカの差はわずかに20秒
TTに関してはメンショフに分があるとはいえ
何が起こってもおかしくはないタイム差
そして2人のスタートを前に ローマの街には雨が降り始めた
ノーマルバイクで序盤からコーナーを果敢に攻めたディルーカ
TTバイクを華麗に操り 慎重にコーナーをクリアしていくメンショフ
前半こそディルーカがメンショフを上回るタイムで走ったものの
後半はメンショフがトップタイムを叩き出し 
ディルーカとの差を広げ マリアローザを確実なものとしていく
そして残り1kmを切ったところで



何回見ても鳥肌モノです
ほんとに最後の最後まで何が起こるかわからない
これが暇を持て余した神々の遊びなのでしょうか
あそこで雨を降らしたり メンショフを落車させたり
そこまでイタリア人にマリアローザを着させたかったのか
と思う反面 最小限のタイム差で済むようなストレートで
落車させるあたり それだけ神様は 今大会でのメンショフの
走りっぷりも評価していたということでしょう
さすがにこれでメンショフからマリアローザを奪うのは
神様の心も痛んだのではないでしょうか

それにしてもゴール後のあのメンショフには驚きました
レース中はほとんど表情を変えない選手なので 
あれだけ感情を爆発させるメンショフを見たのは初めてでした
それだけ重圧がかかっていたということでしょう

そして 敗れはしたものの 
最後まで自分の走りを貫いたディルーカにも感動しました
出身地であるアブルッツォで大きな地震があり
今大会にかける思いは 他の誰よりも大きかったはずです
なんとしても勝ちたかった大会なはずなので 
相当悔しいはずですが それは後悔とは違う種類のものでしょう
最初から最後まで攻撃的に走ったし 最後の最後まで諦めなかった
その姿は被災地の人々にたくさんの勇気を与えたに違いありません
総合2位 ステージ2勝 マリアローザ7日間着用 マリアチクラミーノ獲得
何ら恥じることなく 胸を張れる結果でしょう

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